



















換気扇を数年掃除していないと、回したときに油っぽい臭いがしたり、羽根やカバーに黒い汚れが気になることがあります。
でも掃除の方法が分からなかったり、掃除が大変そうだと思ったりして、後回しになりがちかもしれません。
そこでこの記事では、キッチン・浴室・トイレそれぞれの換気扇掃除の手順と、自分で対応できる範囲の目安を解説します。


換気扇の汚れをそのままにしておくと、見た目以上に困ったことが起こります。
ここでは、換気扇掃除の必要性と、後回しにされやすい理由を確認します。
換気扇の内部にほこりや油汚れが溜まると、羽根がスムーズに回らなくなり、換気の効率が少しずつ落ちます。
空気の入れ替えが弱くなると、キッチンでは油煙や調理の臭いが部屋にこもりやすくなり、浴室やトイレでは湿気が抜けにくくなってカビや臭いの原因になります。
また、フィルターが目詰まりしたまま使い続けると、モーターに負荷がかかって運転音が大きくなったり、飛び散った油汚れが天井や壁に付着して黒ずみとして残ったりすることもあるでしょう。
賃貸物件では、こうした汚れが残っていると、退去時の確認で、通常の使用による汚れとは判断されにくくなります。
換気扇の汚れは見た目の問題だけでなく、空気環境や退去時の印象にもつながるため、定期的な掃除が必要です。
換気扇の掃除は、キッチンや浴室の目につく場所の掃除に比べて、後回しにされやすいようです。
理由のひとつは、換気扇が天井近くの高い位置にあり、フィルターやカバーを外す作業に手間がかかるからです。
古いタイプの換気扇は構造が複雑で、どこから手をつければよいかわからず、そのまま放置してしまう方がおられます。
もうひとつの理由は、汚れの進行がゆるやかなので、どれくらい汚れたか気づきにくいことです。
キッチンの油汚れのようにベタつきをすぐに感じる汚れと違い、換気扇内部の汚れは分解して気づくことも多いでしょう。
こうした理由から、換気扇掃除は気になっているものの、なかなか手をつけられない掃除になるのです。


換気扇はキッチン・浴室・トイレでそれぞれ役割が異なり、内部の構造も違います。
ここでは、各換気扇の役割と構造、掃除前に準備しておきたい道具を解説します。
キッチンの換気扇は、調理中に発生する煙や油分、においを屋外に排出する役割があるので、フィルターに油が付着しやすいです。
浴室の換気扇は、入浴後の湿気を排出してカビの発生を抑える役割があります。
24時間換気に対応した機種も多く、キッチンに比べて連続して稼働している時間が長くなりがちです。
トイレの換気扇は、においと湿気の両方を排出する役割を担っています。
浴室と同様に24時間換気タイプが多く、面積が狭い分、汚れやほこりが目立ちにくいものの、フィルター自体は徐々に汚れます。
このように、同じ換気扇でも設置場所によって役割や稼働時間が異なるため、汚れ方や掃除の頻度も部屋ごとに変わるのです。
換気扇の内部は、大きく分けてフィルター、シロッコファン(円筒状の羽根を持つ換気扇用ファン) やプロペラファンなどの羽根部分、外側のカバーで構成されています。
フィルターにはアルミ製の網目状のもの、不織布の使い捨てタイプ、油汚れを吸着しやすい特殊フィルターなどがありますが、機種によって採用されるものは異なります。
アルミフィルターは水洗いや浸け置きで繰り返し使えますが、不織布タイプは交換が前提です。
羽根の形状も換気扇の種類によって違いがあります。
キッチンのレンジフードには、シロッコファンやプロペラファンが使われることが多く、浴室やトイレの換気扇には小型のプロペラファンが使われる機種が中心です。
外し方は換気扇によって違いますが、換気扇本体やカバーの裏側に型番が記載されていることが多く、メーカーの公式サイトで検索すると、フィルターの種類や外し方を確認できることもあります。
換気扇の掃除は、汚れの種類や換気扇のタイプに合わせて道具をそろえておくと、作業を止めずに進められます。
以下は、キッチン・浴室・トイレに共通して使う道具の目安です。
| 道具 | 主な用途 | 使うタイミング |
|---|---|---|
| 中性洗剤(食器用洗剤など) | 油汚れやほこりを浮かせる | つけ置き洗い・拭き掃除の基本として |
| 重曹 | 頑固な油汚れのペースト作りに使う | 通常の洗剤で落ちない汚れに |
| ゴム手袋 | 洗剤や汚れから手を守る | 作業全体を通して着用 |
| スポンジ・使い古しの歯ブラシ | パーツの汚れをこすり落とす | フィルターや細かい溝の掃除に |
| 新聞紙・ビニールシート | 周辺への汚れの飛び散りを防ぐ | 取り外し作業や拭き掃除の前に |
| マイクロファイバークロス | 仕上げの拭き取り・乾拭きに使う | 組み立て前の水気取りに |
すでに持っている洗剤やゴム手袋で代用できることもあるため、道具をそろえすぎず、汚れの程度に合わせて選ぶとよいでしょう。


換気扇の掃除は、部屋ごとに手順や注意点が違います。
ここでは、レンジフード・浴室・トイレそれぞれの掃除手順と、頑固な油汚れへの対処法を解説します。
レンジフードは油汚れが蓄積しやすいため、つけ置き洗いを中心に進めます。手順は以下の通りです。
つけ置きの時間は汚れの程度に合わせて調整すると、こすり洗いの負担を減らせます。
通常のつけ置きでは落ちない油汚れは、洗剤を密着させるのが効果的です。
キッチン用洗剤やウタマロクリーナーを汚れに直接スプレーし、ラップやキッチンペーパーで覆ってしばらく置くと、洗剤が汚れに浸透します。
40〜50度程度のお湯を使うと、油が緩んで落ちやすくなるのでおすすめです。
それでも落ちにくいギトギトした汚れは、重曹とお湯を3対1程度の割合で混ぜたペーストを塗り、20〜30分置いてからこすり洗いすると汚れが浮きやすくなります。
プラスチック製のパーツに金属たわしを使うと表面に傷がつくことがあるため、こすり洗いにはやわらかいスポンジや歯ブラシを使うとよいでしょう。
こうした一手間を加えることで、通常のつけ置きだけでは落としきれない頑固な汚れにも対応できます。
浴室の換気扇は、湿気とほこりが混ざった汚れが特徴です。以下の手順で掃除をするとよいでしょう。
電気部品に水がかかると故障の原因になることがあるため、本体内部は水拭きではなく、から拭きにすると安全です。
トイレの換気扇は面積が狭い分、掃除にかかる時間も短めです。手順は次の通りです。
トイレは狭い空間で湿気がこもりやすいため、月に1回を目安に軽く拭き取るだけでも、汚れの蓄積を防げます。


換気扇の中には、自分で分解して掃除できるものとできないものがあります。
ここでは、掃除を始める前に確認しておきたい目安と注意点を解説します。
機種によってはフィルターがねじで固定されていたり、内部の部品と一体化していたりして、簡単に外せないタイプもあります。
無理に力を加えて外そうとすると、爪や配線を傷つけてしまい、故障につながることがあります。
次のような場合は、無理に分解せず、外側からの掃除にとどめるか、業者に相談することをおすすめします。
賃貸物件の換気扇は、設備として大家や管理会社の所有物にあたるため、掃除の際は注意が必要です。
表面のほこりを拭き取ったり、外せるフィルターを洗ったりする程度であれば、通常の掃除の範囲として問題になりません。
一方で、本体を分解する、部品を交換する、業者を勝手に手配して修理するといった対応は、設備の故意・過失による破損とみなされ、退去時の原状回復で費用を請求される可能性があります。
心配な場合は、掃除の範囲について事前に管理会社や大家に確認しておくと、退去時のトラブルを避けやすくなります。


自分で掃除をするのが難しいと感じたときは、業者に依頼することも検討できます。
ここでは、依頼を検討する目安と、事前に確認しておきたいことを解説します。
自分で掃除を続けるべきか迷ったときは、次のような状態を目安にすると判断しやすくなります。
これらに複数当てはまる場合は、業者に相談したほうが早く解決できることもあります。
退去時のハウスクリーニングや空室クリーニングでは、換気扇の掃除がサービスの範囲に含まれていることが多くあります。
キッチンの換気扇はもちろん、浴室やトイレの換気扇についても、パーツを分解しての清掃までまとめて依頼できる点が、自分で掃除する場合との大きな違いです。
費用の目安については『原状回復費用の相場と自己負担を抑える対策』で解説しています。
茨城県南エリアの空室クリーニングについて詳しくは『【2026年最新】ハウスクリーニングの費用相場と茨城の空室清掃のコツ』もご覧ください。
業者に依頼する前に、次の点を確認しておくと、当日のやり取りがスムーズになります。
換気扇の掃除は、キッチン・浴室・トイレでそれぞれ役割や構造が異なり、外せるタイプと外せないタイプがあることを踏まえて進めることが大切です。
つけ置きやこすり洗いで対応できる汚れがある一方で、無理な分解はかえって故障につながることもあります。
つくば市・土浦市・守谷市・牛久市・取手市をはじめとする茨城県南エリアで、退去や入居のタイミングに合わせて換気扇までまとめてきれいにしたい場合は、スマイリークリーニングの空室クリーニングが対応しています。
お問い合わせフォームから、物件の状況にあわせてご相談いただけます。

